作曲家のお話

ヴェートーベンから始まった

By 投稿日時: 2021年6月1日

今まで弾けるようになりたいなぁと密かに祈っていたピアノソナタ悲愴の第2楽章のレッスンがスタートして、朝から寝るまで、頭の中に2楽章のメロディがグルグルリピートし続けています。

自分にとって偉大な作曲家といえば、理屈抜きでChopinです。

しかし、あれやこれや言葉を並べると、音楽界に革命をもたらしたヴェートーベンの偉大さと作品の素晴らしさは、比較する作曲家が見当たりません。

作曲するときの方向性が、それまでの天才作曲家と明らかに反対に向かっています。先駆者パイオニアであったわけです。

学校の授業で習った用語を使うとベクトルの向きが真逆を指した作品を作り、更にいきなり万人受けするコンサートまでもぶち上げた新たな天才といえます。

個人的に最も好きな曲が、この第2楽章なのです。

ただ弾くのは難しい。難しすぎなぐらい.聞いて楽しむに限る曲です。ピアノ曲らしい華やかなテクニックはありませんが、その分はっきりと奏者の力量が露呈してしまいます。

きっと、これから長い間、頭の中でメロディが鳴り続けるのでしょう。

レッスンできる幸福を忘れずに悩み苦しみ前に進みたいと思います。悲愴ソナタ第2楽章が学べる幸せをいつも忘れず感謝しつつ練習したいですね。

 

 

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