ルリアンコンサートお知らせをする季節になりました。メンバー3名、来年のヴェートーヴェン生誕250年を目前に横山幸雄先生のピアノリサイタル ベートーヴェン・プラスVol.6を聴いてモチベーション上げて参りました!
今までロマン派のショパン氏の曲を多く弾いてきたので、月光ソナタを古典派のベートーベンに聴こえるように弾けなくなっていてジレンマを抱えている今、貴重なベートーベンの演奏を聴かせて戴きました。
ロマン派の時代から遡る音楽家のレジェンドの皆々様に思いを馳せると、楽器の構造が後世より音量や響きや音色も思うようにならない時代の作曲とは♫音符と休符の散りばめ方が大きく変わってくることが必然になると予想されます。
当時の空気感を想像すると、今のピアノで弾くならサクサクと進めないと楽聖ベートーヴェンのピアノソナタにはならないはずです。そして、こんなふうに弾き分けなければ、ショパン様とベートーヴェン氏のかなり特徴の異なる楽聖の違いを聴かせることはできないと思いました。
わたしが生きたことのない隔絶された世代の音を探す時間の旅はとても興味深く、日本にいると先達はたくさんいらっしゃるし、世界のトップスターも来日してくださるし、いつも心身躍っていられるのが嬉しいことです。
また一人の世界で聴き浸って探求するのとは別に、実際に人前で演奏したり仲間と一緒に弾いたり歌ったりすることの大切さを学んだ経験が今の自分の血と肉に変換されているのを感じとっております。
横山先生のベートーベンリサイタルはLe Lienメンバーで真摯に鑑賞し、翌日は友人のさやちゃんとかつてセッションで悲喜こもごも勉強しながら悩んだり怒ったり笑った仲間のライブを聴きました。
一言二言話しただけでストレスが消えてしまうのは、一番辛かった時代を共に過ごしたからなのかしらねぇ。本当に感謝の日々です。ありがとうございます。