ツェルニーなどのスケールを多く弾く曲のときに40番の5Molto allegroが良い例ですが指使いがなかなか覚えにくかったりします。
私はバスケットボールのピボットターンを連想して弾いてみると意外とすんなり覚えられることがあります。
ピボットとは軸のことです。スケールで指が足りなくなったりするのは、軸の回転位置を間違えているからなのです。
前回お話した近親調の転調のときにどちらの調に軸が乗っているのか読み取ってみると、複雑に見えた指使いが曇天から晴れ間が広がるようにはっきりと分かってきます。
クラシック曲の転調は近親調が殆どですから、このピボットターンの弾き方を覚えてしまうと戸惑うことなくスケールが弾けるようになりますよ。
是非、お試しになってください
演奏法とは関係ありませんが、言語学者の大西泰斗先生の著書の中にも、このピボットターンは出てきます。こちらも面白いですよ。ピボットターンが知覚構文や使役構文で役立っています。
恐るべしバスケの技ですねっΣ(゚д゚lll)