前回の暗譜に続いて唄篇について少々。
自分のことはわかっているつもりで実はよくわからないなんてありますが、歌声や話し声についても然りです。
自身の声を録音して聞いてビックリしてみてください\(°ω° )/
耳から聴こえてくるもの_聞きなれている自分の声とは別物です。
他人の声のようなその歌声を冷静によく聴いてみましょう。
私事で恐縮ですが よく好んで聴く歌手がハスキーボイスな私の声質はよく通る金管楽器とよく似ています。
授業中、同じようにおしゃべりしていて何故か私だけ先生から注意されてしまう損な声でした。
それがきっかけだったのか よく覚えてないのですが 低いくぐもったようなハスキーボイスに憧れて今に至ってます。
しかし、どんなにボイトレしようがタバコとお酒で声を潰そうが また直ぐにトランペットのような声に戻ってしまうのです。
さて、冷静に声質がわかったら どんな風にそれと向き合うか覚悟を決めなければなりません。
ここでお気づきと思いますが、自分の声が大好きな方はそれだけで何かを持って生まれたということです。
自己完結で好きな唄をという場合は除いて、オーディエンスがいる場合は、その声を生かす選曲をすることが必要になります。
同じ曲をちがう歌手で聴き比べてみましょう。
それぞれが個性豊かに良さを際立たせているのが分かります。
作曲者や作詞家の想いを忠実に再現しながら自分の強みや個性を唄に込める方法が見えてきましたね。
先ずは自身の歌の癖や声質を冷静に見つめ直すこと_ここがボーカルのスタート地点です。
まずはさわりまで。